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2005/11/01更新



@ オゾンは、自然大気中に存在しており、酸素と同素体である無色の気体です。
オゾンは、酸素分子と酸素原子からできています。
   O2 + O = O3 (オゾン)
オゾンは通常の大気中では0.005ppm*存在し、大気を自浄(殺菌・脱臭・脱色など)しています。日差しの強い海岸などでは0.03〜0.06ppm、森林では0.05〜0.1ppmの濃度が観測されています。また、地球を取り巻くオゾン層が有害な紫外線から生物を守っていることもよく知られています。

* ppm は 1g の 1,000,000分の1 という単位です)

A オゾン分子(O3)は、時間とともに安定した酸素(O2)に戻る性質があり、残留物を出しません。よって、大気の汚染や使用後の処理の必要がなく、環境に影響を与えず、二次公害の心配も一切ありません。

B 低濃度のオゾンは人体に有益であるが、濃度が高くなると人体にも影響が出てきます。濃度の高いオゾンガスを直接吸い込むと、その量によっては死亡事故に繋がることがあります。従って、有人時には最高0.05ppmを越えないこと、また使用にあたっては、連続的でなく断続的に使用する事など人体に及ぼすオゾンの影響を十分考慮して使用しなければなりません。日本では、作業場での基準値を0.1ppmと厚生省で定めています。


オゾンは使い方を間違えると人体に有害なガスとなってしまいます。

 オゾンは強い酸化力を持ち、反応性が高いため、濃度によっては人体に悪影響を与えます。また、水分に吸収されにくく、呼吸器系に取り込まれた場合に肺の深部まで到達するため、呼吸器傷害(肺水腫等)をひきおこすことがあります。

オゾン濃度(PPM) オゾン暴露による人体への影響
0.01〜0.02ppm 多少の臭気を覚える(やがて馴れる)
0.1ppm 明らかな臭気があり、鼻や喉に刺激を感ずる
0.2〜0.5ppm 3〜6時間暴露で視覚を低下する
0.5ppm 明らかに上部気道に刺激を感ずる
1〜2ppm 2時間暴露で頭痛、胸部痛、上部気道の渇きとせきが起こり、暴露を繰り返せば慢性中毒にかかる
5〜10ppm 脈拍増加、体痛、麻酔症状が現れ、暴露が続けば肺水腫を招く
15〜20 小動物は2時間以内に死亡する
50ppm 人間は1時間で生命が危険な状態になる